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薬と精神療法で治す

医者

元気なうちに病院へGO

必要であれば幼少の頃まで遡って患者の話を聞き、心身の不調を明確にすることから、うつ病の治療はスタートします。そして、病院では症状に合わせて抗うつ剤を出し、薬物療法を中心に治療していくのが一般的です。うつ病では意欲が湧かず意気消沈とした気分も続きますが、この症状はノルアドレナリンやセロトニンが脳内で不足しているために起こります。そこで、それらの物質の減少を抑え、脳機能を正常に近付けるために、抗うつ剤が使われるのです。薬効が出るまで数週間ほど掛かるので、最初のうちは効果がなくても、医師の指示に従って飲み続けていきます。また、効果が現れて症状が改善された場合でも、直ちに中断せず、服用量を徐々に減らしていくのが通例です。そのほか、不眠も多い症状となっており、この治療では四環系の抗うつ剤が処方される場合もあります。四環系は副作用が少なく、深い眠りを誘う作用があることから、睡眠薬の代用としても活用されている薬です。一方、薬物療法と並んで行われるのが精神療法であり、ドクターとの対話によって自らの思考プロセスや性格を理解し、発病した原因などを探っていきます。そのうえでストレスを受けにくい考え方を習いながら治療を進め、再発防止に取り組むのが目的です。建付けの悪いドアはコツを掴んで扱わないと一層壊れてしまうように、うつ病も自分の思考プロセスや性格をシッカリ把握することが肝心です。真面目な人は自分の能力を超えても、用件を抱え込もうとしますが、これがうつ病を招く原因になります。そこで、うつ病を防ぐためにも優先順位を設けて、重要性の高い用件から着手していきましょう。その際も何時までに全部終わらすといった無茶な目標は立てず、自分の能力内で取り組むのが大切です。また、落ち込みや不安感などの症状は、栄養バランスが悪い場合でも生じやすいので、偏食を避け、1日30品目の食材を食べるよう心掛けましょう。さらに、不規則な生活や夜更かしもうつ病の温床になりますから、規則正しい暮らしを送り、十分な睡眠で英気を養ってください。特に就寝直前までスマホを操作することは睡眠の質を下げますので、寝る前は控えるようにします。そして最大の予防方法は、うつ病になる前に、精神科医や心療内科医の所へ行くことです。愚痴や不平不満は心にため込んでおけば発病原因にもなるため、それらの話を医師に聞いてもらいましょう。病院は症状がなくても予防医療として利用できるので、積極的に活用するのがおすすめです。他人に話せば心の中がスッキリしますから、効果的な予防対策になります。