老人性と若年性|見逃して欲しくないうつの症状を確認【肉体的にもつらい症状】

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老人性と若年性

看護師

何が原因で発症するのか

少子化が進み、高齢者の割合が増えたことから、近年では老人性のうつが注目を集めています。基本的に65歳以上の人が掛かるうつ病を指しますが、正式な病名という訳ではありません。そしてこの病気が厄介な点は、1日を通してぼーっとしているため、認知症と誤解されて発見が遅れることです。治療が早ければ治る病気ですから、認知症だと早合点せず、精神科や心療内科へ受診することも考えておきましょう。また、この病気は頭痛や肩こりなどの症状があり、体調不調の訴えが増えることが特徴です。一方、老人性のほか、現在では若年性のうつも増えており、早ければ小学生や中学生で発病します。若年性のうつは感情の起伏がとても激しく、時には攻撃的な行動に出るのが特色です。思考パターンとしては自分に非はなく、悪いのは他人だと考えるため、学校を休んだり他人を傷付けたりしても、それほど罪の意識は感じません。しかし、気分が良い時は率先して物事に取り組むなど、意欲が旺盛なのも特徴的な症状です。そのこともあり、直情的な性格や、わがままな性格と間違われて発見が遅れやすくなっています。年齢的に反抗期として片付けられることも多いのですが、躁状態とうつ状態の差が激しい時は、早期治療のためにも病院で診てもらいましょう。一般的なうつ病は、仕事上の対人関係などが原因で発病するのに対し、老人性のうつは、生活環境の変化によって発病する場合が多くなっています。主に定年退職をはじめ子供の独り立ち、ならびに引越しで住み慣れた土地を離れた時も、発症するケースが珍しくありません。また、発病原因には心因的要素もあり、配偶者の他界はもちろん、長年暮らしを共にしてきたペットが寿命を迎えるなど、ペットロストでも引き起こされます。そのほか大きな病気に掛かったり、持病が一向に良くならなかったりすることでも、誘発する場合があるのです。一方、小中学生を中心とした若年性のうつの原因は、まだ明確に分かっていませんが、環境的な原因で引き起こされると考えられています。転校や受験勉強を含め、子供の社会でも大人と同様のストレスがあり、感情のコントロールが未熟なぶん、対人関係では子供社会の方が風当たりも強い場合があるのです。そのため、学校で友達から仲間外れにされた場合などは登校拒否といった症状が現れ、塾で嫌な体験をした場合は、塾へ行く前になると腹痛や頭痛などの症状が出たりします。そして子供ゆえの依存心と、成長期における自立心が葛藤した場合も、若年性のうつを招くと言われているのです。